2005年12月21日
オンキヨー株式会社

多数の作品のご応募ありがとうございます。
第3回オンキヨー点字作文コンクールの入選作が決まりました。
国内の部の最優秀オーツキ賞に、大阪府の古川稔さん。
海外の部の最優秀オーツキ賞に、 ベトナムのリー・ホン・トイさん。

○コンクール詳細はこちら

 オンキヨー株式会社と毎日新聞社点字毎日が本年3月より開催した、第3回点字作文コンクールの入選作品が決まりましたので、お知らせいたします。
本コンクールは、視覚障害者の皆様に点字と音の架け橋を築いてゆきたいとの願いから、本年3月から募集を開始したもので、国内の部は合計78編の作品が、海外の部では8ヶ国から32編の作品が寄せられました。
このコンクールに多くの皆様から感動的な作品が多数寄せられましたことに、お礼を申し上げます。当社では、引き続き 視覚障害者の皆様に、ゆたかな音楽の世界をお届けするため、快適なサウンドのオーディオシステムや、使いやすさをアシストする【ラクラクキット】のご提供を続けてまいります。改めまして、今回お寄せいただきました沢山の作品からいただきました感動を、これからの魅力ある製品づくりに活かしてゆきたいと思います。

 

 

美しいものを発見する。本当にうれしいことです。

 

オンキヨー株式会社 代表取締役会長兼社長 大朏直人
公益財団法人 日本教育科学研究所
理事長 大朏 直人(おおつき なおと)

 2003年から開催の点字作文コンクールも本年で3回目を迎えて、国内の部・海外の部共に昨年を上回る多くのご応募を頂き、点字と音のかけ橋を築きたいとの願いをより一層広げることができました。応募者の皆様をはじめ、運営に携わっていただきました毎日新聞社様、WBU-AP(世界盲人連合・アジア太平洋協議会)および各国団体の皆様に、心よりお礼を申し上げます。
人間にとって本当に大切なものを訴えかける・・・その深さや本質を語ることにおいて、障害者の皆様は、晴眼者では及ばない体験や視点をお持ちです。私はこのコンクールをそうした思いで楽しみにしている一人なのですが、おかげさまで本年もたくさんの感動を頂戴することができました。特に今回は、真摯な中にも日常の体験や、音楽・映画との出会いから生まれた自由率直な作品が多くありました。最優秀オーツキ賞の古川稔さん、おめでとうございます。私の脳裏にも「シェーン」のラストシーンが生々しく残っていますが、あの映画を「音で観る」ということ、音楽がいろいろな色で浮かび上がるという体験に驚きました。また、点字を通して本を読みたいという情熱がひしひしと伝わってくる岩本信子さん、一所懸命フルートに取り組む木原裕恵さんをはじめ皆様の作品を、真剣な気持ちで読ませていただきました。
海外の部では、ベトナムのリー・ホン・トイさんは、点字の発明者ルイ・ブライユの伝記と業績で綴られた600ページのフランス語の点字書を、何ヶ月もかけてをベトナム語に訳されました。その情熱のすばらしさには本当に心を洗われるような気持ちになりました。海外からも8カ国から昨年以上の多くの作品を頂戴し、うれしい思いでいっぱいです。ありがとうございます。
当社は、10年来続けてきたバリアフリーの活動をさらに進め、すべての人に美しい音をという願いを込めて快適なサウンドを世界中に広めてまいります。応募者の皆様、本当にありがとうございました。これからも元気にご活躍いただきますようお祈りいたします。


 

 

本コンクール入選作は、作品集としてまとめたものを、盲学校をはじめ視覚障害者団体に寄贈いたしました。
* オンキヨーはラクラクキットを通じてバリアフリーを推進しています。ラクラクキットは無料でご提供しています。→ONKYOバリアフリーサイト「らくらく館」こちら
* テクノエイト株式会社は点字プリンターを通じてバリアフリーを推進しています。テクノエイト点字プリンターはこちら
* 第一回点字作文コンクールの入選作品はこちら
* 第二回点字作文コンクールの入選作品はこちら

 

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